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葬儀の準備2021年06月08日

「葬式をしない」という選択はあり?火葬式のメリットや流れ・費用も

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時代とともにお葬式のあり方も変化する中、故人や家族の意向、経済的理由などから、お葬式をしないという選択を視野に入れる方は増えています。お葬式を執り行わず、火葬のみを実施するにあたってのメリットやデメリット、流れ、費用相場などを解説します。

1.「葬式をしない」という選択はあり?

結論から述べると、葬式をしないという選択はあり」です。葬式は法律で義務付けられておらず、故人や遺族の意向、経済状況によって、それぞれが執り行うかどうかを自由に決めることができます。ただし、葬式をしない選択をするにあたっては、周囲への影響を十分に配慮するようにしましょう。しきたりを重んじる親族と揉めたり、弔問客への対応が大変になったりと、思わぬトラブルに発展する可能性があるからです。
また、葬式とは異なり、埋葬(遺体の処置)は法律で義務付けられています。手続きや待機時間、施設、埋葬場所の条件なども、法律にしたがって進めなければなりません。埋葬方法には火葬や土葬が挙げられますが、土葬は条例や土地不足のため、一部地域以外では難しくなっているのが現状です。

2.火葬式をするメリット・デメリット

火葬式にはメリットだけでなく、デメリットになりえる点もあります。後悔しないお見送りをするためにも、その両方を把握したうえで検討することが大切です。

2-1.火葬式のメリット

①葬儀費用を抑えることができる
一般葬は会場や祭壇、会葬御礼品などに多くの費用がかかります。火葬式では通夜や告別式にかかる宗教的儀式、香典と香典返しなども省かれるので、そのぶん費用を抑えることが可能です。

②遺族にかかる負担が少ない
通夜や告別式を行うには、さまざまな準備や手続きが必要です。大切な故人を失ったにもかかわらず、喪に服す間もなく走り回ることの肉体的・精神的負担はいうまでもありません。火葬式ではこうした負担が軽くなり、ゆっくりと故人を偲ぶことができます。

③参列者の応対に追われない
一般葬の参列者は数十人、時には数百人にのぼりますが、遺族は一人ひとりに応対しなければなりません。挨拶や会葬御礼品の手渡しにとどまらず、葬儀後も香典返しをしなくてはならないのです。火葬式は少人数で行われることが多く、参列者への応対はほとんどありません。よって、お見送りに集中することができるのです。

④短時間で執り行うことができる
高齢でありながら自ら葬儀を取りしきったり、参列したりする方も少なくないでしょう。高齢の方や持病のある方にとって、長時間の葬式は、身体の負担になってしまうことも考えられます。短時間で行う火葬式には、遺族や参列者の負担を軽減できるという側面もあるのです。

2-2.火葬式のデメリット

①弔問客への応対が求められる可能性
火葬式は一般参列者を受け入れず、親族のみで行われることが多いです。そこで考えられるのは、お見送りを望む方が弔問に訪ねてくることです。自宅での弔問客応対を想定しておく必要があります。

②遺体の安置場所が必要になる
火葬場の利用には予約が必要ですが、いつでも火葬場に空きがあるとは限りません。人口の多い都市部や、年末年始、亡くなる方の多い冬場などは、特に早く予約が埋まってしまう傾向にあります。火葬場に搬送するまで待ち時間が生じる場合、遺体の安置場所を自分で用意しなければなりません。

3.火葬式の流れ

火葬式には、通夜及び葬儀・告別式がないので火葬場でのお別れになります。火葬式当日の所要時間は、およそ2時間から3時間ていどです。

①搬送・安置
死後24時間以内の埋葬は法律で禁止されているので、医師から死亡診断書を受け取ったら、まず故人の安置場所を決めます。葬儀社を利用するときはこのタイミングで連絡をして、寝台車や安置場所を手配してもらいます。自宅で安置する場合は、あらかじめ安置用の寝具を用意しておきましょう。

②火葬の手続き・打ち合わせ
火葬場の利用状況を確認して、火葬式の日程を決めます。なるべく早いうちに、死亡届の提出や火葬許可証の申請など、火葬に必要な手続きも済ませておきましょう。葬儀社や代理店を利用する場合は、希望によって料金が変動します。細部まで念入りに打ち合わせすることが大事です。

③納棺
故人を仏衣で包み、お花や故人の愛用品などとともに棺に納めます。故人の身支度は、納棺士に依頼するほか、遺族の手で行うこともできます。

④出棺・火葬
火葬式当日は火葬場に足を運び、別れ花や思い出の品を手向けて、最後のひとときを過ごします。僧侶が炉前読経をする間、参列者は焼香と合掌礼拝をします。最後のお別れが済んだら、棺は火葬炉に納められ、火葬場内の控室で火葬が終わるのを待ちます。

⑥お骨上げ~解散
火葬後はお骨上げを行い、埋葬許可書を受け取って散会です。

3-1.火葬式をする際の注意点

新たな葬儀の形として注目を集めている火葬式ですが、従来の葬式と異なる点に困惑する方がいるのも事実です。反対を押し切って行うと、親族間のトラブルに発展することも考えられます。火葬式を選ぶときには、きちんと親族と話し合い、理解を得ることが欠かせません。
火葬場のスペースが限られていることもあり、親族のみで行われることが多い火葬式。火葬式の前に連絡が必要なのは「故人と親しかった人」と「お世話になっている寺院(菩提寺)」です。故人と親しかった人のなかには「きちんとお別れしたかった」と悲しむ方がいらっしゃるかもしれません。トラブルを避けるためにも、故人と親しかった方々には、一報入れておくことをおすすめします。また、お世話になっている寺院(菩提寺)に連絡して、火葬式となった事情を話しておきましょう。無断で火葬式を済ませてしまうと、菩提寺との関係にヒビが入り、今後のお付き合いを断られてしまう可能性があるからです。

4.火葬式の費用相場

火葬式の費用相場は20万円前後です。これは「葬儀社に支払う費用」と「火葬場の利用料」を合わせたものですが、葬儀社に支払う費用については、ほとんど地域差がありません。しかし火葬場の利用料は、地域のほか公営か民営かによっても変動します。公営火葬場の利用料は、無料~3万円が相場です。ただし、公営火葬場は地域外からの利用だと10万円以上と高額になることもあるので注意が必要です。一方で、民営火葬場の利用料は3万~6万円前後が相場で、公営と比較すればやや高額になっています。そのぶん設備が充実していたり、サポートが手厚かったりというメリットがあります。
費用の相場以外にも着目して、ニーズに合った火葬場を選ぶようにしましょう。

5.火葬式をするなら?

火葬式だけなら身内で行えそうだと、葬儀社の利用を視野に入れていない方もいらっしゃるでしょう。最小限の葬儀形式とは言え、火葬場の予約から葬儀後も弔問客応対まで、火葬式にかかる準備や手続きは意外と多いものです。
実際に故人が亡くなった直後は慌ただしかったり、気持ちの整理がつかなかったりで、作業が手につかないということも珍しくありません。
そのような場合は、低価格で火葬式を執り行っている「まごころ完結葬」をおすすめします。たった16万5千円での火葬式はもちろん、12万円用意すれば、火葬での読経、戒名授与や七回忌までの法要、他の方と一緒に遺骨を埋葬する合祀を含んだ「まごころ法要」プランを用意していますので、お墓を持たない方や墓じまいを検討されている方も安心です。

まとめ

葬儀に対する考え方も変化しているなか、葬式をしないという価値観も徐々に広まりつつあります。本記事で取り上げた火葬式もそのひとつですが、低価格ゆえ、納得のいく供養ができなかったと悔やまれる方もいらっしゃいます。
まごころ完結葬」は僧侶とともに、あたたかな心でお見送りをサポートします。火葬式をお考えの方は、お気軽に「まごころ完結葬」へご相談ください。
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