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葬儀の準備2021年04月26日

【種類別】戒名にかかるお布施の相場|費用を抑えるポイントも解説!

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戒名にかかる費用をご存知でしょうか。宗派によって戒名(法号)にもランクがあり、かかる費用も異なるといわれています。「お気持ちで」という場合もありますが、大体の目安やお布施の渡し方くらいは知っておきたいもの。
ここではランクによるお布施の相場、費用を抑えるポイントをご紹介します。

1.【種類別】戒名にかかるお布施の相場

戒名にかかるお布施は「お気持ち」といわれますが、費用の見当がつかず、頭を悩ませる方も多いでしょう。最も一般的な「信士・信女(釋・釋尼)お布施の相場は10万円から50万円。高いランクの戒名は、金額も上がります。
お布施の渡し方にも注意が必要です。お布施を入れた袋や封筒をふくさに包み、お盆に乗せて差し出すのが正式な渡し方です。お盆がなければ、開いたふくさの上に、お布施を入れた袋を乗せてもかまいません。手渡しは避けましょう

1-1.釋・釋尼

釋(しゃく)・釋尼(しゃくに)は、浄土真宗で用いられる法名(戒名)で、お釈迦様の弟子に入るという意味があります。他の宗派でいうと「信士・信女」と同じランクにあたります。
お布施の目安も10万円から50万円と、「信士・信女」とほぼ変わりません。

1-2.信士・信女

信士(しんじ)・信女(しんにょ)は、最もよく使われている戒名です。仏教に帰依した者という意味があります。浄土真宗を除く、主要な宗派で使われます。
お布施の目安は、10万円から50万円です。

1-3.居士・大姉

居士(こじ)・大姉(だいし)は、「信士・信女」「釋・釋尼」よりもワンランク高い戒名です。先祖や配偶者の戒名が居士・大姉であれば、自身もランクをあわせて居士・大姉となるのが一般的です。浄土真宗と日蓮宗を除く、主要な宗派で用いられます。
お布施の目安は、50万円から80万円です。

1-4.院信士・院信女

院信士(いんしんじ)・院信女(いんしんにょ)は、2番目に高位の戒名とされています。「信士・信女」に加えられた「院」は院号と呼ばれ、退位した天皇の呼び方が起源となっています。時を経て、宗派や寺院に貢献した人、社会的に偉業を達成した人にも、院号が授与されるようになりました。
主に日蓮宗で使われる法号(戒名)ですが、一部の浄土宗や真言宗、天台宗でも用いられることもあります。なお、日蓮宗における「院信士・院信女」は、他の宗派の「信士・信女」と同じランクにあたるため、お布施の相場もお安くなります。
お布施の目安は、日蓮宗の場合10万円から50万円。他の宗派であれば70万円から100万円です。

1-5.院日信士・院日信女

院日信士(いんにちしんじ)・院日信女(いんにちしんにょ)は、日蓮宗特有の法号(戒名)です。ランクは他の宗派における「院信士・院信女」に相応するため、2番目に高位の法号(戒名)となります。日蓮宗にあつい信仰心を持つ信者、寺院に貢献している徳の高い方に授けられる法号で、「日」の文字が含まれています。「日」は日号と呼ばれ、宗祖・日蓮上人にちなんだものといわれています。
お布施の目安は、50万円から100万円です。

1-6.軒号

軒号(けんごう)は、禅宗(臨済宗と曹洞宗)の信徒に与えられます。軒号は院号に次ぐランクであり、大寺院を退いた僧侶が、隠居していた寮舎の呼び名「軒」に由来します。もとは大寺院に建物を一棟寄進するほど、信仰のあつい者に贈られていたといいます。
お布施の目安は、50万円から100万円です。

1-7.院釋・院釋尼

院釋(いんしゃく)・院釋尼(いんしゃくに)は、浄土真宗で「釋・釋尼」の上位にあたります。他の宗派では「居士・大姉」「院信士・院信女」に相当するランクといえるでしょう。
お布施の目安は、50万円以上となっています。

1-8.院居士・院大姉

院居士(いんこじ)・院大姉(いんだいし)は、最高位にあたる戒名です。もともとは皇族関係者にのみ授けられた位号であり、一般的な故人に与えられることはほとんどありません。院居士は男性、院大姉は女性に与えられます。浄土真宗を除く、主要な宗派で用いられます。
お布施の目安は、100万円以上となっています。

2.戒名にかかるお布施費用を抑えるためのポイント

お葬式にかかる費用は地域や規模によって異なるものの、一般葬なら150万円、家族葬でも100万円にのぼるといわれています。故人様とのお別れは一度きり。お葬式の費用で頭がいっぱいになるのではなく、気持ちのよいお見送りがしたいと考えるのは当然です。
お葬式の費用を抑えるために見直したいものの一つが、戒名授与に伴うお布施です。
以下では2通りの方法をご紹介します。

2-1.生前戒名を依頼する

生前戒名とは、亡くなる前に戒名をもらう方法です。希望の文字やイメージを伝えることで本人が納得できる戒名となるほか、葬儀に伴う家族の手間を減らすこともできるといえるでしょう。
一般的に生前戒名はお布施が安く、寺院や僧侶によって異なるものの、半額ほどで抑えられることもあるようです。その理由は檀家制度に関係しています。昨今、お寺と付き合いのある家は減少しており、経営難に苦しむ寺院は少なくありません。生前戒名の依頼を低価格で受けることで、檀家を維持、あるいは増やしたいという目的があります。

2-2.まごころ完結葬を利用する

まごころ完結葬」では、僧侶による正しい法要を大切にした僧侶派遣を行っており、戒名授与はもちろん、葬儀や各法要での読経、納骨(合祀)までを12万円で執り行うことも可能です。
また「戒名授与だけ依頼したい」という声にもお応えし、戒名授与と戒名証明書交付を含めて1万円という低価格でご利用いただけます。
仏教とお見送りを大切にしたいという僧侶たちの手で誕生したサービスだからこそ、低価格で心のこもったご供養が叶うのです。

まとめ

戒名の相場は宗派や地域、檀家であれば寺院への貢献度によっても異なります。あくまでお気持ちであり、サービスの対価ではないというお布施の性質を考えると、価格を定めてしまうのはふさわしくないかもしれません。しかし、こうした考え方も変化しており「お布施の費用はだいたいこのくらいです」と明示する寺院も増えているようです。安心してお見送りするためにも、僧侶や葬儀社に相談することが大切です。
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