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基礎知識2023年12月20日

お墓を処分する「墓じまい」とは?|墓じまいの手順や費用を解説

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時代の移り変わりによって価値観やライフスタイルが大きく変化し、少子高齢化や地方の過疎化といった理由から「お墓の管理が難しい」「継承者がいない」との悩みも聞かれます。そういった場合の対処法の一つとして、今回は「墓じまい」についてご紹介します。

1. 墓じまいとは?

墓じまいとは、現在のお墓を撤去して墓地管理者に返還すること。「改葬」とも呼ばれ、墓じまい後は別の形で供養します。勝手にお墓を移動、処分することは法律で禁じられていますが、きちんと手順を踏めば問題ありません。菩提寺との縁が切れている場合は、僧侶を手配してくれる代行業者に相談する方法もあります。ただし、代行業者を選ぶ際は、いくつかの業者を比較した方が良いでしょう。オプション料金が加算されるなど、最終的に思いもよらない金額に跳ね上がっているという話も聞きます。代行業者の選び方に不安がある方は、以下の動画が参考になるかもしれません。
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2. 墓じまいの手順

お墓は、先祖代々の遺骨が埋葬された大切な場所。親族と深い関わりがあるため、自分の判断で勝手に墓じまいを進めるのは避けましょう。ここからは、墓じまいの準備から新たな納骨先に納めるまでの手順を説明していきます。

2-1. 家族・親族との相談

お墓を処分するにあたっては、事前に家族や親族と話し合いましょう。同意のないまま進めると、親族間でのトラブルになりかねません。墓じまいにかかる費用や新たな供養先についてもきちんと相談し、理解を得てから手続きを行うのが賢明です。

2-2. 墓地管理者への連絡

墓じまいをすると決まったら、現在のお墓を管理している寺院や霊園に連絡します。同時に、「埋葬証明書」の発行を依頼しておきましょう。遺骨を勝手にお墓から取り出して別の場所に移したり、廃棄したりすることは、法律で禁じられているため、お墓のある自治体に届け出なければなりません。「埋葬証明書」はその手続きに必要な書類です。

2-3. 新たな供養先の決定

墓地管理者への連絡が済んだら、お墓に代わる供養先を決めます。近年は、ライフスタイルの変化に伴って、供養のあり方も多様化しています。例えば、遺骨を埋葬せずに手元に置いて供養する「手元供養」。他にも、寺院に遺骨を預けて供養してもらう永代供養や、合祀墓納骨堂に納める方法もあります。それぞれの家庭の事情にあわせて選ぶとよいでしょう。手元供養を除いては、新たな受け入れ先の「受入証明書」が必要です。なかなか決まらないとお困りの方は、こちらの動画をご覧いただくと何かヒントが見つかるかもしれません。
▶ お墓を買う人必見! 墓じまいのこと考えてる?

2-4. 行政への手続き

お墓のある自治体で「改葬許可申請書」を入手します。必要事項を記入したら、「埋葬証明書」と新たな供養先で発行してもらう「受入証明書」を添付して自治体へ提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。この「改葬許可証」は、現在の墓地管理者へ提示し、最終的には、新たな供養先に提出しなければなりません。一つのお墓に複数人が埋葬されている時は、人数分の手続きが必要です。

2-5. 閉眼供養の依頼

お墓を撤去する前には、「閉眼供養」を行うのが一般的です。閉眼供養とは、僧侶に読経してもらいお墓の魂を抜くこと。菩提寺に依頼するのが通例ですが、菩提寺がわからない、お寺との付き合いがないといった場合は、解体を依頼する石材店に相談してみましょう。

2-6. 遺骨の取り出し・墓石の撤去

遺骨を取り出すにあたっては、お墓の専門家である石材店に頼むのが賢明です。個人でもできないことはありませんが、重い墓石を動かすことを考えるとあまりおすすめできません。遺骨を取り出したら、墓石を撤去。土台を解体し、更地に戻してから墓地管理者に返還するのがマナーです。

2-7. 供養先に納骨

前述した通り、遺骨を廃棄することは法律で禁止されており、自宅の庭であっても勝手に埋葬すると処罰の対象となります。それぞれが選んだ方法で、必ず供養しましょう。どうしても遺骨を埋葬できない事情がある場合は、遺骨を粉末状にして山や海に撒く、散骨も一つの手立てです。ただし、自治体によっては条例で散骨を禁止している場合もあるので、必ず確認してから行いましょう。

3. 墓じまいにかかる費用

墓じまいを行うにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。墓じまいにかかる費用は大きく分けて4つ。以下で1つずつ順番に解説します。

3-1. 墓石の撤去・解体費用

墓石を撤去して更地に戻すには、1㎡あたり約15万~20万円程度かかるといわれており、墓地の大きさや墓石の数によって費用は異なります。高額すぎて払えないといった事態が起こらないよう、あらかじめ石材業者に費用感を聞いておくのが賢明でしょう。

3-2. 閉眼供養のお布施

閉眼供養を行う場合は、お布施が必要です。地域や宗派による違いはありますが、一般的な費用相場は、3万~10万円。「お布施」と書いた白封筒に包んでお渡しします。遠方まで来ていただく場合は、5千円程度の「お車代」も用意しておきましょう。

3-3. 離檀料

離檀料とは、これまでお世話になった感謝を込めて菩提寺に納めるお金です。「お気持ちで」と言われることもあって費用感は難しいところですが、一般的な目安は5万~15万円程度。金額に決まりはありませんが、お礼としてお渡しするのがマナーです。

3-4. 新たな供養先にかかる費用

どういった供養の形を選ぶかによって、大きく費用は異なります。例えば永代供養なら、30万~100万円程度。合祀する場合は、10万~30万円程度。自宅に安置する手元供養は、数万円程度かかると言われています。海洋散骨のサービスには、個別・合同・委託の3種類があり、一番安価な委託なら5万円前後が相場です。
 
行政手続きにも多少の費用はかかりますが、多くても数千円でおさまるでしょう。
 

まとめ

時代の流れとともに、お墓に対する概念が変わりつつある現代。「お墓を持たない」選択をするご家庭が増えています。墓じまいを代行してくれる業者も出てきて、菩提寺との関係を考慮して、墓じまいに踏み切れなかった方のハードルも下がっています。ご家庭の事情に適した方法で、お墓のあり方を考えてみることをおすすめします。
墓じまい後の納骨先に悩んでいるなら、「合祀」というご供養の形はいかがでしょうか。「まごころ完結葬」なら、ご遺骨の引き取りからご供養までのすべてを含めて承ります。回忌法要も個別で承っています。ぜひ「まごころ完結葬」にご相談ください。
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