ここから本文です

いまさら聞けない...まごころ完結葬で学ぼう葬儀と法要の知識 葬儀、終活など様々な場面での解決策やマナーについて、知っておくべき情報をお届けします。

法要2021年04月04日

僧侶派遣とは?サービス内容・料金相場・注意点を解説!

画像

僧侶派遣は、菩提寺がなくて困っている人や、なるべく費用を抑えて葬儀や法要を行いたいと考えている人におすすめのサービスです。ただ、僧侶派遣が本当に安心できるのかと不安に感じている人もいるでしょう。そこで本記事では僧侶派遣のサービスや料金相場、利用する際の注意点などを紹介します。

1. 僧侶派遣とは?

僧侶派遣とは、葬儀や初七日、四十九日の法要などにお坊さんを派遣するサービスのことです。「菩提寺と疎遠、菩提寺がわからない」、「そもそもお寺との付き合いがない」、「故人が施設に入所していたため葬儀場所が故郷と異なる」、「本人の希望で葬儀や供養を安くしたい」、「戒名やお布施の相場がわからない」という方が利用しています。
お布施の金額が事前に明確に提示されることや、入檀(檀家になること)など葬儀後のお寺との付き合いが不要であることなど、現代の価値観にマッチしたメリットから、近年、支持を集めつつあります。ただ、菩提寺があり、お寺にお墓がある場合は、僧侶派遣を利用すると、納骨の際に菩提寺が受け入れてくれない場合があるので注意しましょう。
かつては葬儀や法要は菩提寺が執り行うことが常識でした。そのため、僧侶派遣サービスにいい印象を持たない人もいます。また、手軽であるがゆえにしっかりと供養してもらえないのではないかと不安視する人もいると思います。しかし、僧侶派遣の中には、「きちんとした供養を行いたい」「葬儀の意義を感じてもらいたい」という思いから事業をスタートさせたサービスもあります。
そのひとつが、まごころ完結葬です。
まごころ完結葬は、菩提寺がなくて困っている人や、心を大切にした見送り、供養を行いたい人のために僧侶が主体となってスタートしました。
檀家制やお布施の意味を理解しつつ、それでもなお仏の教えや本来のお見送りを広めるために、僧侶や寺院が中心になって僧侶派遣を行うケースは徐々に増えてきています。

2. 僧侶派遣のサービス内容

僧侶派遣のサービスには「手配」と「仏事内容」に分かれます。
手配はまさに僧侶の派遣に関するもの。電話やインターネットでサービスに申し込めば、運営者が僧侶の手配を行ってくれます。この点に関してはどのサービスも同様です。
「仏事」は読経や戒名授与など、僧侶によるお見送りのお手伝いを指します。手配とは異なり、どのような仏事が含まれているのかはサービスや料金によって異なります。

手配は葬儀形式や法要ごとに分かれます。
・直葬(火葬式)
・一日葬
・家族葬
・初七日、四十九日、一周忌などの法要


斎場や寺院で行う一般的な会葬の場合、葬儀会社やその寺院の僧侶が執り行うため、僧侶派遣を利用するケースはほとんどありません。

仏事のサービス内容には次のようなものがあります。
・通夜読経
・告別式読経
・初七日など各法要の読経
・炉前読経
・戒名授与
・法話
・位牌作成


僧侶派遣サービスによっては、これらがセットになっていたり、必要なものだけを別個で選べたりします。まごころ完結葬では、下記すべてが僧侶の手配とセットになっています。

・戒名授与火葬式での読経
・七七日忌法要(僧侶による法話つき)
・四十九日忌法要(僧侶による法話つき)
・彼岸(僧侶による法話つき)
・初盆(僧侶による法話つき)
・一周忌法要(僧侶による法話つき)
・三回忌法要(僧侶による法話つき)
・七回忌法要(僧侶による法話つき)
・合祀(僧侶による法話つき)
・年忌法要計算書
・戒名証明書
・真心サービス(訃報のデジタル礼状)

 

2-1. 僧侶派遣で依頼できる主な宗派

僧侶派遣は寺院や僧侶の数が多い宗派や、全国的に信者の多い宗派であれば、基本的に対応可能です。多くのサービスで手配可能とされているのは、以下のような宗派です。
・浄土真宗
・浄土宗
・真言宗
・天台宗
・日蓮宗
・臨済宗
・曹洞宗

そのほかキリスト教の神父(カトリック)や牧師(プロテスタント)、神道の聖職者など、仏教以外の聖職者の派遣は、地域が限定されている、もしくは対応していないというケースが多いようです。
浄土真宗のように複数の分派がある場合や、無宗教・無宗派、あるいは故人の宗派がわからない場合も、まずは運営元に相談してみるとよいでしょう。葬儀や法要を執り行う場所にもよりますが、多くは希望にあわせた僧侶の派遣を引き受けてもらえます。

3. 僧侶派遣の料金相場

僧侶派遣の料金相場は、葬儀か法要かによって異なります。火葬式(直葬)は3万5千~5万5千円、一日葬だと6万5千~8万5千円、家族葬なら10万~16万円と、同じ葬儀でも規模によって価格が変動します。一方で法要にはそれほど差がなく、どのサービスもおよそ3万5千~4万5千円が相場です。
葬儀や法要にかかわらず、僧侶派遣サービスにはほとんどのプランにお布施と心付け、御膳料が含まれています。ただし、お車代や交通費、宗派指定料は別途請求となる場合もあります。戒名授与や納骨などもオプションとなっていることがあるため、元のプランに含まれないとなれば、追加料金を支払ってお願いすることになります。納得のいく葬儀や法要とするためにも、料金に含まれている内容を申し込み前に確認しておくことが大事です。

【直葬/火葬式】3万5千~5万5千円 炉前読経
【一日葬】6万5千~8万5千円 告別式読経・初七日読経・炉前読経
【家族葬】10万~16万円 通夜読経・告別式読経・初七日読経・炉前読経
【法 要】3万5千~4万5千円 読経法話
 

4. 僧侶派遣の利用が向いている人

菩提寺がない、菩提寺と疎遠
 菩提寺がわからなかったり、疎遠な場合は、葬儀や法要を依頼しづらいものです。僧侶派遣なら菩提寺との関係性に関わらず、葬儀や法要を執り行ってもらえます。

・菩提寺やお墓が遠方で、出向くのが困難
 遠方から僧侶を呼ぶと交通費の負担も大きくなりますし、その後のお寺とのお付き合いや墓守も大変です。僧侶派遣なら近場から僧侶を呼ぶことができるので、距離の問題はありません。ただ、菩提寺に無断で僧侶派遣を利用すると、その後の付き合いがこじれる可能性があります。あらかじめ菩提寺に事情を説明しておくのが無難です。

・お布施の金額が高額になるのが不安
 お布施の金額は葬儀や法要における大きな悩みの種のひとつです。しかし、僧侶派遣の場合は、事前にお布施の金額が明確にされているところがほとんど。さらに、菩提寺の僧侶が葬儀や法要を執り行う場合よりも安価なことが大半です。葬儀や法要の出費をなるべく抑えたいという人にも、僧侶派遣は適しています。

・檀家になるなど、お寺との継続的な付き合いは避けたい
 葬儀や法要のときだけお世話になれる僧侶派遣は、お寺との付き合いはなるべく避けたいという人にもおすすめです。檀家になるように求められることはありません。

・葬儀や法要は簡素にしたいが、供養はしっかりとしたい
 葬儀会社や菩提寺に葬儀を依頼すると、どうしても規模が大きくなりがちです。葬儀の平均費用は約200万円とされています。かといって、僧侶を呼ばず、読経や焼香、戒名もないまま火葬だけを行うのは、供養の面で後悔が残ります。シンプルに葬儀を行いつつ、心を込めたお見送りをしたいと考えている人にも、僧侶派遣はよい選択肢といえます。

5. 僧侶派遣を利用する際の注意点

・どんな僧侶が来るのかわからない
どんな僧侶が来るのかわからず、不安に思われる方もいるでしょう。しかし、それは僧侶派遣サービスのみならず、葬儀会社による紹介でも同様です。多くの僧侶派遣サービスが、お寺との提携や、僧侶資格証明書の提示によって、僧侶の質を保証しています。

・菩提寺とのトラブル
菩提寺があるときは、原則として、そのお寺の僧侶に葬儀や法要を依頼しなければなりません。もし菩提寺に無断で僧侶派遣サービスを利用してしまうと、お墓に納骨できなくなる可能性があります。菩提寺が遠方であるなど、やむを得ない事情を説明すれば、穏便に許可をいただけることがほとんどです。直接でなくとも、電話で連絡するようにしましょう。

・親戚の理解が得られない
伝統やしきたりを重んじるゆえ、僧侶派遣サービスに懐疑的な方もいらっしゃるかと思います。僧侶派遣サービスは決して、葬儀や法要をないがしろにするものではありません。サービス運営元の思いや、サポートが整っていることを丁寧に説明し、事前に親戚の理解を得るようにしましょう。誰もが納得したうえで、サービスを利用したいものです。

・宗派によっては対応していない
宗派が稀少だったり、対応地域内の寺院や僧侶が少なかったりすると、どうしても対応できる僧侶の数が限られてしまいます。なるべく早く運営元に連絡をして、対応可能か確認しておく必要があります。

まとめ

さまざまな僧侶派遣サービスがありますが、それぞれ価格や仏事の内容、サポートは異なります。
・葬儀だけでなく納骨や七回忌まで、手厚くサポートしてほしい
・低価格と丁寧なお見送りの両方を叶えたい
・信頼のできるお坊さんに供養を依頼したい

これらに該当する方は、「お見送りで悔いを残してほしくない」という僧侶の思いからはじまった「まごころ完結葬」のプランを検討してみてはいかがでしょうか。
資料請求無料 まごころ完結葬についてもっとよくわかる一冊
お問い合わせ24時間受付中 TEL:0120-211-200

一覧へ戻る