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基礎知識2021年10月09日

納骨式の服装マナー|参列者が感じる疑問も解説

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納骨式は、参列する機会が少ない仏事です。服装マナーを知らなくても不思議ではありません。だからと言って、マナーや礼儀に欠いた行動をすると、自分が恥をかくばかりか、遺族にもたいへん失礼です。正しい知識を身につけて、安心して臨みましょう。

1.納骨式での正しい服装

納骨式に参列する際の服装は、四十九日より前か後かによって大きく異なります。営む時期によってどのような違いがあるのか、それぞれの場合について、詳しく見ていきましょう。

1-1.四十九日以前の納骨式

納骨式は四十九日法要と同時に営まれることが多いものの、納骨場所が決まっていれば、忌明け(四十九日)を待たずに行うことも可能です。
四十九日以前に行われる納骨式には、喪服で参列するのがマナーです。
忌明け前の納骨式にふさわしい服装を、親族と参列者に分けて、ご紹介します。

親族
四十九日法要と同時に行う場合はもちろん、忌明け前に行われる納骨式は、喪服の着用が原則です。通夜や葬儀で身につけた喪服か同等のものを選びましょう。
男性の場合は、黒のスーツに黒いネクタイ、ワイシャツは必ず白を着用します。靴下と革靴も黒で揃えましょう。
女性なら、黒のワンピースやスーツなど、ブラックフォーマルが正式です。ストッキングやパンプス、バッグといった小物も黒が基本です。

参列者
通夜や葬儀とは違って事前に日程がわかっている納骨式なら、喪服の準備も問題ないはずとの考えから、参列者も喪服を着用することがマナーです。
華美なアクセサリーや時計などはNG。男性のネクタイピンやカフスなども派手なものは避けましょう。迷ったら外しておくのが無難です。

1-2.四十九日以降の納骨式

四十九日を過ぎて行う納骨式では、服装に違いが表れます。また、施主側か参列者かによっても、服装のマナーは異なります。ここでも、立場の違う親族と参列者に分けて、納骨式の服装をご紹介します。

親族
一般的に、四十九日以降の納骨式は、平服で参列してもよいとされています。
平服というとカジュアルな服装をイメージしがちですが、ここでいう平服は、普段着や日常着ではありません。冠婚葬祭における平服とは、場に適した服装のこと。仏事にふさわしい地味な色合いの服装を着用するのがマナーです。
とは言え、親族は納骨式を執り行う施主側の立場です。一周忌を迎えるまでは、喪服の着用を求められることも少なくありません。必要に応じて着られるように、準備しておきましょう。

参列者
一般の参列者が喪服の着用を求められることは、ほとんどありません。仏事にふさわしい平服で参列しましょう。
ただし、地域や宗派のしきたりによって、服装に決まりがあることも考えられます。服装に不安を感じる場合は、略式礼服を着用するのが賢明です。
男性の略式礼服は、黒いスーツに黒ネクタイ。靴や靴下も黒で揃えましょう。女性の場合は、黒のワンピースやセットアップスーツ。靴や靴下(ストッキング)、バックなどの小物も黒に統一するのがマナーです。

いずれの場合も重要なのは、親族や他の参列者と格式を合わせること。喪服を着用した参列者のなかに、1人だけ平服が混じっていると、浮いてしまいますし、その逆もまた然りです。納骨式の空気を壊さないよう、あらかじめ施主や年長者に判断を仰ぐことをおすすめします。
服装のマナーを守ることは、納骨式を執り行う施主への敬意を示すことでもあると覚えておきましょう。

2.納骨式の服装・身だしなみに関するQ&A

納骨式の服装や身だしなみは、葬儀ほど厳格な決まりはありません。
ただ、納骨式も故人を供養する大切な儀式。遺族に失礼のない服装で臨みたいものです。
納骨式の服装に不安を感じる方のために、よくある疑問点をQ&A形式でまとめました。

2-1. 平服での参加を促された場合は?

弔事における平服はどういった服装を指すのでしょうか。
納骨式での平服は、いわゆる普段着や日常服ではなく、場に適した服装をいいます。
男性の平服は、黒やグレー、濃紺などのダークスーツに白のワイシャツ。ネクタイや靴、靴下も黒にするのが基本です。
女性の場合は、地味な色合いのワンピースやアンサンブル、セットアップスーツなど。スーツの中もダークカラーのトップスを着用するのがマナーです。ストッキングは薄手の黒。靴やバックは、光沢や飾りのない黒のものを選びましょう。

2-2. 子どもの服装は?

子どもが納骨式に参列する場合は、喪服でなくても大丈夫です。ただし、制服やそれに準ずるフォーマルな服装を心がけましょう。
学生であれば、学校の制服を着用するのがマナー。学校指定の制服がない小学生や未就学児は、白シャツに黒や濃紺、グレーといったダークカラーのズボンやスカートを合わせると安心です。女児なら、地味目のワンピースでも構いません。
足元は、男女を問わず黒の靴が無難です。靴下は黒か白を選びましょう。
乳幼児も、飾りや模様の少ない地味な色合いの服装が適しています。

2-3. 季節によって服装は変えてもよい?

夏の暑い日に長袖のスーツを着用していると、熱中症のリスクがありますし、厳寒の日にワンピース一枚だと風邪をひくことも考えられます。そういった事態を避けるために、季節によって服装を変えるのは致し方ありません。ただし、基本的なマナーは遵守しましょう。
どんなに暑くても、露出の多い服装はNG。足や腕を出すのは控えましょう。また、寒くて羽織るものがほしい場合は、黒やグレーといった、落ち着いた色合いのコートを準備するのが賢明です。

2-4. メイクや宝飾品はNG?

メイクは控えめにするのがマナーです。ファンデーションやチークはできるだけ肌の色と近いものを選び、アイシャドウや口紅(グロス)も派手な色を避けましょう。また、華美なネイルを施している場合は、拭き取ってから参列します。ベージュや薄桃色など、目立たない色は問題ないとされていますが、素爪にしておくのが賢明です。
宝飾品は、できれば結婚指輪のみ。必要最低限にするのが礼儀です。どうしても首元がさびしいという場合は、白真珠か黒真珠にしましょう。ただし、真珠でも何重にも巻く長いネックレスはNG。一連のものに限ります。

2-5. 宗教によって服装のマナーは異なる?

神道で納骨式にあたる「埋葬祭」では、遺族や親族は喪服を着るのが正式です。その他の参列者は、略式礼服を着用します。
キリスト教は、教会や宗派によって、服装マナーが異なっており、普段着で参列することも少なからずあるようです。とはいえ、納骨式も故人を弔う大切な儀式ですから、喪服あるいは略式礼服を着用するのが無難でしょう。
服装に不安があれば、いずれの場合も、葬儀社や経験者に聞くのが一番。事前に相談しておくと安心です。

まとめ

納骨式にふさわしい服装マナーについて解説しました。葬儀ほど厳格な決まりはありませんが、遺族に失礼のない服装を選ぶよう心がけましょう。
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