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いまさら聞けない...まごころ完結葬で学ぼう葬儀と法要の知識 葬儀、終活など様々な場面での解決策やマナーについて、知っておくべき情報をお届けします。

基礎知識2021年05月20日

仏教普及会とは? 仏教普及会発足から完結葬誕生までの経緯

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仏教普及会は、仏様の教えを伝えたいと願う僧侶の集まりです。僧侶たちに共通するのは、日本人の心の奥底で地下水脈のように脈々と流れている仏教の教えに光をあてることです。そこから仏教普及会が発足し、完結葬という葬儀の形が誕生。ここでは仏教普及会が目指すところ、発足の経緯や現状を解説します。

はじめに

故人の見送りは一度限り。「故人への敬意は足りていただろうか」「本当にあの見送り方で良かったのか」などと、葬儀が終わってから後悔しても始まりません。
故人のためにできる限りのことをしてあげたい。でもどうすれば良いのかわからない。そんな悩みを抱えている方は、ぜひこの記事を読み、仏教の教えに則った見送りや供養のあり方について改めて考えてみてください。

1. 仏教普及会が発足したきっかけ

仏教普及会が発足したのは2019年。故郷を離れる人が増え、地域の結束が弱まりつつあるなかで説法の場が減ったと憂慮する僧侶たちが、仏様の言葉を伝える機会を増やしたいと考えたことがきっかけです。

1-1. 法話は仏の教えに触れ、人生を再生する機会

世代交代や核家族化によって菩提寺と檀家の関係性が薄れている現代、法話(仏教のお話)を耳にする場は葬儀や法要などの仏事に限られてきました。そのうえ、昨今のコロナ禍で火葬式(直葬)は増加傾向にあり、葬儀はますます簡略化しています。その結果、説法の機会は減少の一途を辿ることになっています。
菩提寺を持たない方は、葬儀会社の手配した僧侶が法要を行うこともありますが、法話が省略されることが多いと聞きます。法話は仏の教えを口伝によって理解する機会であり、ときには大切な人との別れによる悼みを癒したり、人生の気づきを得たりします。
また、説法は僧侶の修行であり、それをしないことは、仏様の教えを守らないことを意味します。
法話を通して仏法を多くの人に伝えたい。このまま仏教を形式化させるわけにはいかない。現状を憂う僧侶たちが宗派を超えて集まり、仏教普及会を立ち上げることとなりました。

1-2.日本人の根底にある仏教の教え

仏教普及会の釋 清浄僧侶の思いは次の通りです。
「日本人の心の奥底には、地下水脈として仏教の教えがあり、脈々と流れています。ただ残念なことに、今はもう枯れかかるほど、細々としたものになっているかもしれません。仏教の教えが枯渇しないうちに、自分の胸のうちを見直してほしい」。
これは、仏教普及会の僧侶に共通する願いでもあります。
仏教普及会が発足したからといって、すぐに説法の機会が増えるわけではありません。仏教の教えを伝える術はないものかと考え、仏教の教えに則った見送りや供養に日本における仏教復活の道を見出します。
社会的な立場や地位に関わらず平等な供養を行っていた仏教本来の姿を取り戻したい。そうした思いのもとで誕生したのが、今までにない完結葬という葬儀の形でした。

2. 仏教普及会の僧侶が憂う近年の葬儀事情

仏教普及会のホームページによると“故人や仏教をないがしろにして、本当の弔いはない”との考えがうかがえます。そして、昨今の葬儀のあり方を憂慮していることもわかります。故人や遺族が満足できる葬儀を考える前に、現代の葬儀事情を知っておく必要があります。

2-1. 年を追うごとに簡略化されていく葬儀

近年、通夜を執り行わない一日葬や直接火葬場へ行く直葬といった葬儀が増えており、なかには戒名授与を省くケースもあるといいます。その理由として、経済的なこと、地元を離れる人が増えたこと、核家族化が進んだことなどが挙げられます。戒名は仏教徒になった証。本来は生前に授与されるもので、お金で得るものではありません。
地元や親族との関わりが減り、菩提寺との関係性が薄れてきていることを考えると、葬儀が簡素化、ビジネス化するのは時代の流れといえるかもしれません。
しかし「故人を偲び、残された遺族が心豊かな人生を送るための節目」となる見送りや供養の意味は、いつの時代にあっても変わらないはず。簡略化された葬儀が悪いというわけではなく、費用を抑えるためにさまざまな過程を省略し、仏教儀式の側面がおろそかになってしまうことに問題があると考えられます。

2-2. 葬儀費用は葬儀社のもの、お布施は仏様に捧げるもの

葬儀にかかる費用は、葬儀の種類や宗派によって異なるといわれます。一般的に葬儀や法要の費用が高額だと捉えられるのは、明確な定めがないことにも影響しています。
確かなことは、葬儀費用は葬儀社が得るもの、お布施は仏様へ届くものだということです。
お布施は僧侶への謝礼という考えがありますが、仏教の世界において、お布施を得ることは修行のひとつであり、仏様への供物なのです。法名(戒名)の授与についても同様で、金額が定まっていないことを社会的に問題視する向きもあります。費用感がわからないという不安が、葬儀の簡略化に拍車をかけている理由のひとつかもしれません。
簡素な見送りでありながら、心の込もった供養ができる。しかも葬儀費用が明確である。それが現代に求められている仏教における葬儀の形かもしれません。

3. 「完結葬」は仏教普及会が大切にしたい見送りと供養の形

火葬式(直葬)は通夜や葬儀を省略するので費用や時間の負担は軽減しますが、供養がおろそかになりがちです。火葬式(直葬)でも法名(戒名)をつけてほしい。七回忌までの法要を執り行いたい。納骨(合祀)をお願いしたい。そう考えている方も少なくありません。そのすべてが叶うのが、仏教普及会が執り行っている完結葬です。

3-1. 戒名授与から七回忌法要までを含んだ「完結葬」

完結葬の良いところは、供養に関して僧侶にすべてを委ねることができるという安心感でしょう。遺族の要望に応じて合祀もできるので、お墓の心配もいりません。

・法名(戒名)の授与
・火葬式(直葬)での読経とお見送り
・説法(仏教のおはなし)
・遺骨の安置
・忌日法要
・四十九日法要
・初盆・お彼岸
・一周忌法要
・三回忌法要
・七回忌法要
・納骨

以上のすべてが含まれて、葬儀費用は12万円のみ。各法要における遺族の参列は自由で、合祀も可能です。火葬式(直葬)であっても、仏教の教えに則った見送りをしてもらえれば、きっと故人も満足されるに違いありません。

3-2. まごころ完結葬は「完結葬」の取次店

まごころ完結葬の「まごころ法要」と「完結葬」、名称は異なりますが同じ内容です。まごころ完結葬は「完結葬」の取次店で、もっと多くの方に「完結葬」を知っていただくための窓口であり、年中無休24時間体制で対応しています。また、「まごころ完結葬」独自のサービスとして真心だよりを作成しています。故人のお人柄や足跡がわかるオリジナルの訃報を作成するサービスです。これも12万円のなかに含まれています。

3-3. ご賛同いただける寺院や僧侶を募集中

仏教普及会では、宗派を問わず完結葬の趣旨に賛同できる寺院、僧侶を歓迎しています。
ご興味がありましたらこちらよりお問い合わせください。
また、仏教普及会では物販を行っておらず、日本佛教普及会とは関係がないのでご注意ください。

 

まとめ

仏教普及会の発足から「完結葬」の誕生までをまとめました。仏教普及会は、最後まできちんとご供養できる安心感をお届けしています。「心を大切にしたお見送りとご供養」ができる、「まごころ完結葬」を、ぜひご検討ください。
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